
副院長 菊本修
2025.3.25
「図1の右側」の説明を続けます。

「健常者」と比較して、「パーキンソン病患者」では、線条体におけるドパミンの量が減少し、「ドパミンの作用が減弱」します。では、「線条体におけるドパミンの作用が減弱する」と、どうなるのでしょうか?以前、お話した図2を思い出してください。線条体は、「力を入れたい筋肉には力をいれる。一方、力を抜きたい筋肉には力をいれない」という仕事をしています。そのため、「線条体におけるドパミンの作用が減弱する」と、図2にある「無動(力をいれたいのに力が入らない)」「振戦(関節を曲げる筋肉と関節を伸ばす筋肉に、互い違いに、リズミカルに力が入る)」「(筋)強剛(関節を曲げる筋肉と関節を伸ばす筋肉に、同時に力が入る)」という、パーキンソン病の3大運動症状が出現します。
