
副院長 菊本修
2025.2.26
「図の右側」の説明を続けます。

上は黒質(こくしつ)から伸びた神経細胞の末端で、下は線条体(せんじょうたい)の神経細胞です。ここの情報を伝達する物質が、ドパミンです。パーキンソン病は、黒質の神経細胞が「変性(へんせい)」する病気です。変性とは、「原因は不明ですが、神経細胞が徐々に死滅して、数が減少すること」です。図を見てください。「健常人」では「充分に産生されたドパミン」がありますが、「パーキンソン病患者」では、先ほどお話した「黒質の神経細胞の変性」により、「ドパミンの産生量が減少」するのです。そのために、「健常者」と比較して、「パーキンソン病患者」では、線条体における「ドパミンの作用が減弱」します。