認知症になると、薬を飲まないといけないのですか?

認知症には、記憶障害の進行を遅らせる薬、血液の流れをよくしたり、脳の機能を積極的に働かせる薬、妄想・徘徊(はいかい)・興奮などに効く薬、不安や睡眠障害に効く薬など、いくつか種類があります。認知症にともなって生じる症状(周辺症状)に対して、漢方薬が用いられることもあります。認知症の早期の段階から服用すると、効果が高いといわれています。薬には、飲み薬(錠剤、細粒)や貼り薬などがあります。認知症では、薬をずっと飲み続けなければならない場合が多くなりますが、薬を飲むかどうかにつきましては、専門の医師にご相談ください。