早朝清掃
清掃を通して人間性を高める
いでしたクリニックでは、人間性を高めることを人財育成の主眼として取り組んでいます。人間性とは、思いやり・気配り・笑顔・あいさつ・謙虚・感謝・向上心が備わっていることです。これらを高める一環として早朝清掃を行っています。
2011年11月から、院長をはじめ有志の職員が、月曜から金曜日の4時半に集合し、30分間、クリニック周辺や公園、バス停などを手分けして清掃しています。清掃は特別なことではなく、誰にでも簡単に行うことができ、手軽に達成感を味わうことができます。清掃した後の、ゴミのない道路を見ると、とてもすがすがしい気持ちになり、前向きに、その日の仕事をスタートすることができます。
また、地域の方とのつながりを感じることもできます。最近、少しずつですが、清掃中に、すれ違う方から「ご苦労さま」「ありがとね」など、声をかけていただけることが増えてきました。ちょっとしたことですが、地域の役に立っているということを感じることができ、励みにもなります。清掃活動を通して、人間性を高めた職員が増え、よりよい職場にしていきたいと思います。
いでしたクリニックは、学ぶ機会がたくさんあり、やる気次第で、多くのことにチャレンジできる職場です。仕事だけでなく、何事にも、常に前向きに取り組む職員が多く、エネルギーが満ち溢れた空間です。皆さん、ぜひ一度、のぞいてみてください。
毎週水曜日の早朝、有志職員によるトイレ清掃を実施しています。無心にトイレを清掃することで、普段気付かない汚れや便器の状態に気付き、気付く力を上げることができます。トイレ清掃は下を向いてしなければできません。そういう姿勢が謙虚な心を育み、心を磨いてくれます。
始めたきっかけは、「日本を美しくする会」の存在を知り、院長がその活動に感銘を受け、われわれも気付く力をトイレ清掃を通じて身につけたいと、考えたからです。 トイレ清掃を始めてしばらくは、「日本を美しくする会」の会員の方にお越しいただき、手取り足取り指導してもらいました。それまでトイレ清掃などしたこともない職員は、「そこまで徹底してやるのか」と驚きの連発でした。当初はゴム手袋をつけて行っていましたが、ある職員から、「素手のほうが直接伝わってくるので素手でしよう」という提案があり、それ以来素手で行っています。
人がいやがるトイレをきれいにすることで、われわれはいろんなことを学びました。トイレをきれいにすることで、心もきれいになれる。心がきれいになれば素直になれる。素直になれば謙虚になれる。謙虚になれば気付ける人になれる。気付ける人になれば感動の心が育まれる。感動の心が育まれれば、感謝の心が芽生える。そして、自分の心を磨くことができる。まだその域までは達していませんが、これを続けることが大切であることは間違いありません。
医療機関に従事するわれわれにとってトイレ清掃は、ご来院いただく方々に接するうえで、大変重要であり役に立っていると思います。今では職員が積極的にクリニック内の清掃をするなど、良い効果を生み出しています。これからも、コツコツと清掃活動を続けていきます。